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wifiレンタル屋さんのコラム

モバイルWi-Fiルーターのレンタル専門店として、年間約10万件のレンタル実績のある
「WiFiレンタル屋さん」が、レンタルの際に役立つ情報をお伝えいたします。

Update 2022/10/6

WiFiをレンタルする際に知っておくと便利な用語

このページでは「WiFiレンタル時に使用される専門用語」について、説明いたします。

WiFiルーターのレンタルを初めて利用される方は、時々出てくる専門用語に戸惑うかもしれません。専門用語を知らなくても、問題なくレンタルできますが、こちらのページで専門用語をわかりやすく説明させていただきます。

Wi-Fi(ワイファイ)

そもそもWi-Fiとはなんでしょうか。
辞書を引いてみると、下記のように説明されています。

Wi-Fi Wireless Fidelity 無線LANアダプターのブランド名。米国の業界団体、Wi-Fiアライアンスが機器間の相互接続性を認定したことを示す。※WiFiのWiとFiの間にはハイフンがあるのが、正式な記述方法です。

少しわかりづらい、、、というか、かなりわかりづらいですね。
正確には違うのですが、WiFi=無線LANと考えていただいて問題ございません。LANというのは、機器と機器を繋ぐネットワークのことです。ネットワークを無線で行うので、無線LANです。つまりWi-Fiとは、無線のネットワークのことです。

無線LANとWiFiでなぜ名称がわかれているかというと、無線LANの中で、「Wi-Fiアライアンスの認定を受けたもの」がWi-Fiと呼んでいいことになっているからです。ほとんどの無線LAN機器がWi-Fiアライアンスの規格で作られています。

上記のように「Wi-Fi」の本来的な意味は無線のネットワークのことですが、実際の使われ方としては「インターネット接続できる環境」だったり、「モバイルWi-Fiルーター」という意味で使用されることが多いです。当社が扱っているレンタル品も、正式名称で呼ぶとすれば「WiFi」では無く、「モバイルWi-Fiルーター(持ち運べるWi-Fiの機器ということです。)」となります。

Mbps(エムビーピーエス)

Mega bit per second(メガ ビット パー セコンド)の略で、通信速度の単位です。

per secondと書かれており、1秒間に、どれくらいのデータ(単位Mega bit)を移動できるか、ということを表しています。1Mbpsという記述であれば、1秒間に、1メガbitのデータを移動できる通信速度、ということになります。

※1000bitで1Kbit、1000Kbitで1Mbit、1000Mbitで1Gbitとなります。bitとbyte(通信容量でよく使われる単位)の関係は、8bit = 1Byteとなります。

数字が大きければ大きいほど、速いということになります。動画を見る場合、youtubeの標準画質で閲覧するときに必要な速度は3Mbps程度と言われています。インターネットの閲覧は、閲覧するWEBサイトにもよりますが、2Mbpsあれば問題なく見ることができます。メールの送受信に関しては、速度は特に関係ありません。(メールを大量に送る場合や重たいデータを送る場合は、速度が遅いと時間がかかります。)

なお、表示されている通信速度は理論値となっており、実際の使用時にはこの速度ではなく、通信中の伝送損失や電波状況の影響などもあり、10分1程度の速度となってしまいます。(車に乗られる方ならばわかると思いますが、各自動車メーカーが発表している燃費値のようなものです。実際の燃費と大きく異なります。) 前述したように3Mbpsの速度が出ていれば、通常の使用(インターネット・WEBサイトの閲覧)には全く問題ございません。

大容量のデータをダウンロード・アップロードする際には、通信速度によりかかる時間が大きく変わってきます。例えば、10GBのデータをダウンロードする場合で考えてみますと、100Mbpsの通信速度の場合、1秒間に12.5MBのデータを移動できるので、かかる時間は13分半です。(10GB÷12.5MB/秒=800秒) 一方、3Mbpsの速度の場合、1秒間に0.37MBのデータしか移動できませんので、かかる時間は約450分となってしまいます。(10GB÷0.37MB/秒=27000秒) 大容量のデータをやり取りする場合は、通信速度を気にした方がいいということになります。

上り・下り(のぼり・くだり)

アップロードとダウンロードとも言います。WiFiルーターでは、「上り」と「下り」で通信速度が異なることがあります。インターネット上に情報を渡すことを上り(アップロード)、インターネット上から情報をもらうことを下り(ダウンロード)と呼びます。WEBの閲覧や動画の視聴は、インターネットから情報をもらうので、下りになります。iCouldなどのクラウドサービスに写真を上げることを、上りと呼びます。
インターネットを使用する場合、主に下りで利用することが多いと思いますので、下りの通信速度に注目してください。

GB(ギガバイト)

GB(ギガバイト)は通信量の単位です。Byteが最小単位になっており、約1,000倍ごとに、KB(キロバイト)、MB(メガバイト)、GB(ギガバイト)と変化していきます。 WFiルーターをレンタルすると、WiFiルーターの本体で使用通信量が確認できますが、はじめの単位はKBの表記で、しばらくするとMB、GBと変わります。KBの表記の時は、数字がすごいスピードで上がっていきますので、びっくりするかもしれませんが、ものすごく小さい単位なので、心配しなくて大丈夫です。

通信容量は、使用する内容によって大きく異なります。例えば、メール1通の送信に使用する通信量は、数KBですが、動画を1時間見ると、1GB(1KBの約1,000,000倍)使用します。WiFiルーターを初めて利用される方は、何にどれくらい通信量が使用されるかわからず不安かもしれませんが、WiFiルーターの本体で使用通信量が確認できるので安心してください。動画が通信量を多く使うというのは、覚えておくといいでしょう。

当店のWEBサイト内に、通信容量使用の目安(何にどれくらい使用するか)が記載されております。「通信量の目安のページ」 参考にしてみてください。

Pocket Wi-Fi(ポケットワイファイ)

モバイルWi-Fiルーターのことを、Pocet Wi-Fi(ポケットワイファイ)と呼ぶことがあると思います。実は、この「Pocket Wi-Fi」は、ソフトバンクの登録商標のワードとなります。
※「Pocket Wi-Fi」は、イーモバイル(後にソフトバンクに買収)がD25HWという機種を発売した際に、商標登録されました。

そのため、ソフトバンク、及びワイモバイル(ソフトバンク子会社)以外の会社が発売したモバイルWi-Fiルーターは、「Pocket Wi-Fi」という言葉を使用できません。
ちなみに、docomoやauの場合は、ソフトバンクの「Pocket Wi-Fi」にあたる言葉は無いようです。モバイルWi-Fiルーターをどのような名前で呼んでいるか調べてみましたが、これといって決まっていないようでした。

海外の方は、モバイルWi-Fiルーターのことを「Mobile Hotspot」と呼ぶことが多いです。hotspotとは、公衆無線LANが使用できる場所のことを指しますので、モバイルの公衆無線LAN、というようなイメージですね。
ややこしいのですが、日本では「ホットスポット」という言葉は、NTTの登録商標となっておりました。

正規キャリア回線

当店のホームページの端末紹介文に、「正規キャリア回線」「MVNO回線」と記載がございます。
「正規キャリア回線」「MVNO回線」というのは、一体なんでしょうか。

日本では、キャリアと呼ばれる通信事業者は、4社しかございません。NTTdocomo、au、SoftBank、楽天モバイルの4社です。(楽天モバイルは、元々MVNOでしたが、2020年3月よりキャリアになりました。) こちらの4社は、自社でアンテナを建て、総務省から電波を借りて、通信事業を行っています。
一方で、MVNOと呼ばれる仮想通信事業者は、キャリアから電波の一部を借りて、通信事業を行っています。
MVNOは、キャリアから電波を借りて、格安でユーザーに販売しているので、一般的には、キャリアより通信環境が劣ることが多いです。(MVNOによっては、同水準の通信環境を用意している場合もございます)

当店では、簡単に把握できるよう端末ごとに「正規キャリア回線」「MVNO回線」と記載しております。「正規キャリア回線」と記載があるWiFiルーターの通信環境(速度・エリア)は、キャリアで購入するものと全く同じです。

また、「FS040W(au KDDI 回線)」に関しては、MVNO回線を利用していますが、正規キャリア回線と全く同じ通信環境(速度・エリア)でご利用いただけます。

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