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IPアドレスとは

「IPアドレス」とは、インターネット上のネットワークごとに割り当てられた住所のようなものです。

現実世界では、荷物を配達したり、目的地に辿り着くために、郵便番号や住所を参照します。
インターネットの世界では、数字とドットで表現された「IPアドレス」がその役目を担っています。
IPアドレスは、「192.168.128.1」といった表し方をします。

インターネットに接続する際は、必ずIPアドレスが割り当てられます。

IPアドレスが割り当てられることで、インターネット通信をする際に、発信元やアクセス先が分かります。
そのため、道に迷わずに行き来ができるようになります。

IPアドレスの種類

IPアドレスは、次のように分けられます。

① グローバルIPアドレスと、プライベートIPアドレス
② 静的IPアドレスと、動的IPアドレス

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【キーワード解説】

・グローバルIPアドレス
インターネット上で一意の（＝重複することがない）IPアドレスです。インターネット上でデバイスを特定するために使用されます。

・プライベートIPアドレス
グローバルIPの数に限りがあるため、内部ネットワーク（家庭や企業内）で使用されるIPアドレスです。プライベートIPでインターネット通信を行う際は、プライベートIPからグローバルIPに変換されて通信します。

・静的IPアドレス
IPアドレスが固定されている（動かない）IPアドレスです。

・動的IPアドレス
時間経過や再起動などで、IPアドレスが替わる（動く）IPアドレスです。

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つまり、グローバルIP・プライベートIPと静的IP・動的IPは異なる概念です。
グローバルIPには、静的IP（固定IP）と動的IPの2パターンがありますが、プライベートIPは、動的IPのみです。

（例）
・グローバルIP かつ静的IP（固定IP）
・グローバルIP かつ動的IP
・プライベートIP かつ動的IP

グローバルIP＝静的IP（固定IP）ではない？

混同しやすいので注意が必要ですが、グローバルIPと静的IP（固定IP）は同義語ではありません。

前項目でお伝えした「グローバルIP かつ動的IP」の場合、IPアドレスは固定されません。
そのため、グローバルIP＝静的IP（固定IP）と考えることは出来ません。

なぜIPアドレスを固定したいのか？

まず初めに、高度なインターネットの利用をされない限り、静的IP（固定IP）が必要になることはありません。インターネット検索やSNS、動画視聴、地図検索など、日常生活で使用するインターネット通信のほとんどは、静的IP（固定IP）を使う必要がありません。

では、どのような場合に静的IP（固定IP）を利用するのでしょうか。
よく使われる一般的な用途には、次のような例があります。

・リモートアクセス
静的IPを持つことで、インターネット上のどこからでもネットワークに接続しているデバイスにアクセスできるようになります。例えば、家庭内の監視カメラや自宅サーバーに外出先からアクセスする場合などです。

・オンラインゲームやP2Pサービス
一部のオンラインゲームやP2P（ピア・ツー・ピア）サービスは、静的なIP接続を必要とする場合があります。例えば、プライベートIPアドレスだと、NAT（Network Address Translation）を通じての通信になるため、接続が不安定になることがあります。

IPを固定することのコスト

静的IP（固定IP）を利用するには、回線工事をして光回線契約をするなど、時間やコストが掛かります。
大は小を兼ねると言いますが、オーバースペックには注意が必要です。

静的IP（固定IP）を利用する必要がある場合、急遽用意したネットワークでは限界があります。
一般的には、VPNサービスの利用を検討したり、すでに静的IP（固定IP）が使える施設を探すなどの対応が必要があります。

ポケットWiFiでグローバルIPや静的IP（固定IP）を利用できる？

ポケットWiFiルーターで静的IP（固定IP）は利用出来ませんが、グローバルIPアドレスは「WiMAX Galaxy 5G WiFi端末」のみ対応可能です。料金は、カレンダー月毎に別途330円（税込）を頂戴しております。
ご希望の場合、まずは当店までお問い合わせください。

※ご確認ください※
グローバルIPオプションを利用するメリットは、動的IP（IPが変動する）のため限定的です。
ご連絡前に、必要性について充分なご検討をおすすめします。

グローバルIP　出来ることと出来ないこと

グローバルIPを利用することで、リモートアクセスやP2Pサービスの利用ができます。
しかしながら、ポケットWiFiのような動的（IPが変動する）グローバルIPでは、WiFiルーターの再起動や、時間経過でIPアドレスが変わってしまいます。つまり、再度設定が必要になってしまいます。

Dynamic DNSというサービスを利用して対処することはできますが、それならば、そもそもVPNを利用する方がシンプルです。
動的（固定IPではない）グローバルIPの必要性は、事前に充分な検証が必要です。

まとめ

このコラムでは、以下の点について解説しました。

・ポケットWiFiルーターは、プライベートIPを利用している
・グローバルIP＝静的IP（固定IP）とは限らない
・ポケットWiFiルーターで静的IP（固定IP）は使えない
・動的（IPが変動する）グローバルIPの利用機会は限定的
・動的IPでもグローバルIPを使いたい場合、ご相談ください
　

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